Defecography

Defecographyとは、肛門機能検査法の一つで排便障害に対する
診断法として用いられる。
当施設では、130%バリウム200mlに小麦粉70gを混合して疑似便を作成し
180mlないし200mlを肛門より注入する。X線透視台に取り付けた便座で、疑似便を
排便させながら側面よりX線透視及びスポット撮影を行う。
透視画像はビデオ録画し排便動作
を観察する。
スポット撮影はrest、squeeze、strainの3タイミングで撮影
する。
これらの画像をもとに、解剖学的指標治を計測し、診断及び治療法が選択される。

この検査法は、低侵襲でありがら視覚的に多くの情報が得られ、排便障害の治療法の選択に
有用である。